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幸子店長との出会い。その2

それから、時が経ったある日、
当社に新店舗を作る話が浮上します。
そして、新たにスタッフを迎え入れる準備を始めました。

そんな話を彼女が飲みにきてくれた時に、軽くしたんです。

「私を入れてくださいよ。」

思いもよらぬそんな気持ちを私に伝えてくれました。
当社を知ってくれている彼女が戻ってきてくれるならと、
私達も大変喜んだのですが、
彼女からは2つの条件がありました。

ひとつは、
今のお店が許してくれる退職時期まで待つこと。
もうひとつは、
残していく自分の部下を私の「孫弟子」と思って、
いろいろと指導を続けてほしいということ。

最初の条件は、社会人として当然のことです。
しかし、二番目は本当に彼女らしい、
人思いの優しい優しい提案でした。
こちらも、それであればと二つ返事をしたものです。

当社に帰ってきてくれてからは快進撃.....
とはいかないもので、AJARAでの仕事は、
また彼女にいろいろな事を考えさせました。
一度トップに立ったものが、また人の下に就く。
指導される側に立つと、今までの自分ではうまくいかない。

それでも、自問自答しながら、
彼女がAJARAで選んだ道は「自分らしさ」を作ること。
それが、ワインを勉強するということでした。
当時は、当社でワインの専門職というものはない状況で、
高いハードルを自らにかせた訳です。

そこから、ソムリエ試験に向け学習しながら、
店ではワインの仕入れ担当としてがんばりました。
すると天が味方するのでしょう。

中百舌鳥に小さな空きテナントが出ると
私のところに打診がきました。
区しくも姉妹店eni-bruの上階です。
好条件であったことと、
彼女を生かさねばと私も思っていた矢先でしたので、
Labelのオープンを決め、彼女を店長に抜擢したのです。

プレッシャーに押しつぶされそうな気配はありましたが、
なんとか、それを乗り切り、
新たな流れを呼び込んだ彼女。

そこからのがんばりぶりは、
もう話すまでもないでしょう。
毎日、こつこつの姿勢で日夜働いてくれています。

いろいろと話しましたが、
私は、素晴らしいスタッフに恵まれています。
こんなエピソードを各人に持っています。

今更、人様に話すことではないとも思いましたが、
こんな時節、少しでも町の片隅で、
懸命に働く若者がいることを伝えられたらと思い、
書き記した次第です。

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