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都農ワイン 訪問レポ 3/3 [訪/11/2/15(火)]

こんにちは。
Labelオーナーの西尾です。

3回に分けてお届けして来た都農ワイン様の訪問記。
今回が最終回となりました。
今日からお読みになるという方は、
ぜひ、前回2回も続けてご覧くださいね。それでは.....

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BONLISSAさんでのおいしいランチを終え、
ワイナリーに戻り、車を降りた瞬間目にしたのが、
このワインボトルの梱包でした。

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フランス製の透明なボトルです。
旗艦商品であるキャンベルアーリー用のボトルですが、
このボトルに行き着いたのも理由がきちんとありました。

清酒やビールのようにリターナル(再生)が利かないワインボトル。
再生するには、粉砕してまたガラスにし直すしかない。
そこで一番再生しやすいのは無色透明ガラスに行き着く。
こんな、エコ発想がひとつと、
キャンベルアーリーの美しいロゼカラーを映えさせることも
含めて考えるとここに行き着いたそうです。

赤尾さんにワイナリーの中をご案内頂きました。

下の三枚の写真を上からご紹介して行きますと、
・葡萄果汁を絞るドラム式の圧搾機。
・整備され並列に並ぶ、発酵タンク群。
・完全なサニテーションの瓶充填ライン。

非常に整理とクリーンネスの行き届いた醸造現場です。
小さなミスの積み重ねが大きなブローとなって効いて来る。
そんな発想がこの美しいラインを生み出しているのでしょう。

また、赤尾さん曰くは、この醸造ラインは、
開業当時(1996年)、国内でも最新のシステムだったそうですが、
その最新機械に頼れる部分を過信するのではなく、
機械を使いこなすための「使用データ作り」にも取り組まれ、
やはり、機械を使うのも人間のやるべきこと、
そして、実証のみが製造環境の安定を生むとおっしゃっていました。

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機械の選定にもいろいろなこだわりがあられたようです。
圧搾機は、その昔人間が足踏みして圧搾をしていた技術に着眼。
回転する葡萄たちをやわらかい風船が膨らむ事で、
まるで人間の足で踏んでいるかのような圧搾が可能なのだそうで、
出来る限り、葡萄にストレスをかけない圧搾技術を生んでいます。

また海外製の機械についても、使用説明書に頼るのではなく、
使用感というのか、自分たちで使いこなしながら、
修理なども一度分解をしたりして、その機械を「ひも解く」ことを
念頭に置かれているのも頭が下がりました。

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上の写真は、コルクの打栓器です。
このワイナリーのこだわり、「ゾーク栓」も素晴らしいですが、
高級品種のシャルドネなどには天然コルクが使用されます。
こうして一本一本、手作業での打栓は骨の折れる作業。
僕も、空瓶で体験をさせて頂きましたので、
そのご苦労が少しは理解できた気がします。

次は、ワイン貯蔵庫とラベル貼り現場です。

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ラベルはメインラベルは機械で貼るのですが、
しわなどは、手作業で修正されていきます。
そして、肩ラベルはすべて手貼り。
スタッフの皆さんが、慣れた手つきで貼られていました。

その奥に、ワイン達が静かに眠る樽の貯蔵庫がありました。
フレンチオークの新樽に入れ熟成をかけられているワイン。
赤尾さんをはじめとする醸造スタッフの厳しいチェックを終えた、
渾身の酒がここから巣立って行く訳です。

テイスティングの風景にも同席させて頂きましたが、
細かな変化にも、即反応を見せる赤尾さん。
日々のワインの成長をまるで子供を育てるが如く、
見守っておられる姿が印象的でした。

この後も、新ラインや新しい取り組みなども拝見しました。
ここで、伝えられないのは残念なのですが、
今後の都農ワインからも目が離せない取り組みが
しっかりと計画されている事をお伝えしておきます。

足早にお伝えして来ましたが、半日びっしりと赤尾さんに付いて、
都農ワインの事をとても親身にお教え頂きました。

感じた事は、やはり過酷な環境でありながらも、
地元都農で培われて来た果実栽培への取り組み方をベースに、
日々それを進化と確証を得るべく、
絶え間ない努力を惜しまない「情熱」と、
そして、描いた図を疑わず完成へと昇華させて行く「信念」。

現在、各方面から注目を上げる都農の高品質なワインには、
関わる人々の既成概念を破壊して「創造」する
大きな使命のようなものを感じ取れました。

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最後に。
帰り道、赤尾さんに車で都農駅まで送っていただく道すがら、
大きな鳥居が見えました。

「電車まで、少し時間があるから」

と、この神社に立ち寄る事を勧めてくれました。
一之宮都農神社。
九州全土から参拝の方がお越しになる有名な神社です。

境内に入ると、凛としたとても清々しい気が流れます。
数百年は越える立派な大木に囲まれた
この立派なお社を参拝をさせて頂いていると、
宮司さんや、地元の方が
赤尾さんに気軽に声をかけてこられます。

郷土で育まれ、そして共に影響をし合っている。
そんな都農を愛する皆さんと一緒に
このワイナリーが存在しているのだと、
そして、互いに身近な同志と感じておられるのだと実感しました。

また来たくなる、どこか惹き付けられる魅力。

このワイナリーと都農の町に大きな愛着が生まれました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・レポート完。

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